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Design Triplex 15


デザイン展『日本の空間デザイン賞展』では、SDA・DSA・JCDの主催で、過去一年間に制作された美術館・博物館・商業施設・アミューズメントパーク・展示会等の優秀なものを顕彰。広く空間デザインを網羅する最新デザインの動向を、写真パネルで紹介しました。会場は、セントラルパーク地下街北端のセントラルギャラリー。地下鉄の乗降客や地下街の買い物客など、幅広い層の目に触れる場所で7日間開催しました。
イベント期間中には『登拝する体験のデザイン〜静岡県富士山世界遺産センターのデザインの文脈』と題し、シンポジウムを開催。「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録された富士山の普遍的価値を保護し、将来の世代へ伝えていく拠点として整備された同施設のプロデュースに携わった、株式会社丹青社の高橋久弥、土井啓郁各氏にお話しいただきました。記録画像とともに、数々のプロデュース映像で「日本人の富士山に対しての信仰の方法である遥拝~登拝への変化を体験のデザインとして文脈化することによる、建築と展示のデザインの融合」を解説。後半には三団体の代表、林義雄 (SDA)、安藤誠一郎(DSA)、不破淳二(JCD)各氏も加わりトークセッション。空間を具現化していくプロセスでの様々なクリエイターとの関わりと、それぞれの専門性を融合させて目的に向かう難しさと楽しさについて語り合いました。会場は栄ガスビルのキングルームで、ほぼ満席の動員。
シンポジウム終了後には会場を移して交流会を開催。高橋、土井各氏を囲み、大勢の参加者が歓談しました。

●日本の空間デザイン賞展
会期/2019年2月26日(火)~3月4日(月)  
時間/10:00~21:00
会場/セントラルギャラリー(地下街・セントラルパーク北端)
入場無料・申込不要

●シンポジウム
【 「登拝する体験のデザイン」
    -静岡県富士山世界遺産センターのデザインの文脈- 】
静岡県富士山世界遺産センターは、「信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録された富士山の普遍的価値を保護し、将来の世代へ伝えていく拠点施設として整備された。
博物館のような展示施設とは異なり、展示物がほとんどないことが特徴であり、その中で強いメッセージを発することが求められた。日本人の富士山に対しての信仰の方法である遥拝~登拝への変化を体験のデザインとして文脈化することによって、建築と展示のデザインが融合し、来館者に強いインパクトとメッセージを提供することが実現した。

日時/2019年3月1日(金)
時間/19:00~20:30(開場18:30)
会場/栄ガスビル5F キングルーム
(愛知県名古屋市中区栄3-15-33 栄ガスビル)
入場料/一般2,000円・学生1,000円
定員/190名

講師プロフィール:
高橋久弥(たかはし ひさや)
1961年生まれ。
丹青社入社以来、ミュージアムを中心とした情報系のコミュニケーションスペースの企画・デザインに携わる。主な作品として、国立科学博物館地球館及び改装、北九州市立いのちのたび博物館、サッポロビール博物館、みやざきアートセンターなど多数。千葉大学工学部デザイン学科非常勤講師。日本空間デザイン協会理事。
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土井啓郁(どい ひろふみ)
1965年生まれ。
資料館、博物館等の展示空間デザインを手掛ける。地方の埋没しているコンテンツの魅力を掘りおこし、空間デザイン化→感動を届ける。主な作品として、すみだ北斎美術館、韮山反射炉ガイダンスセンター、八戸市是川縄文館、諫早市美術・歴史館、北九州市いのちのたび博物館、国立科学博物館地球館改装など。日本空間デザイン協会広報委員長。


●主催
デザイン・トリプレックス15実行委員会
(公社)日本サインデザイン協会中部地区/(一社)日本空間デザイン協会中部支部/(一社)日本商環境デザイン協会中部支部

●後援
名古屋市/名古屋商工会議所/株式会社国際デザインセンター/中部デザイン団体協議会

●中部デザイン団体協議会(CCDO)創立30周年記念事業

●ユネスコ・デザイン都市なごや連携事業

●協賛
株式会社 アイビーネット/株式会社 アートボックス/株式会社 アベルコ/稲菱テクニカ 株式会社/株式会社 AD/ケイミュー 株式会社/広告デザイン専門学校/有限会社 サインデコ/株式会社 スズプロ/株式会社 スペース/株式会社 大和工芸/田島ルーフィング 株式会社/東リ 株式会社/学校法人 河合塾学園 トライデントデザイン専門学校/株式会社 乃村工藝社/株式会社 バイタル/株式会社 バウハウス丸栄/パナソニック 株式会社/株式会社 レ・プロローグ



チラシ:A4カラー両面印刷およびPDFデータ

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